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昇順掲示板 from 1860 to 1875

1860

おなまえ
名無しの権兵衛
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メッセージ
しかしそれは違うんではないでしょうか?

日付Mon Sep 3 17:06:03 2007

1861

おなまえ
U子
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メッセージ
香山氏の引用文は「ストレス性疾患」に関しての言辞ですよね。
いみじくも、敬愛する湯浅誠さんも「貧困」に関して、香山氏と非常に相似した言及をしてたので、嬉しくなっちゃいました♪

以下、彼の著書「貧困襲来」からの引用です。

----P16から----------
 企業福祉と家族福祉、この二つは日本の福祉の中核だった。
 (中略)
 日本型福祉においては、元々公的福祉(社会保障や生活保護)は弱かった。(中略)その出番が、本当なら今こそ、やってきている。だって、企業も家族も人を支えきれなくなっているから。
----P19まで----------

----P26から----------
【<貧困>とビンボー】
 (中略)<貧困>とビンボーとは違う。つまり<貧困>とはお金が無いことと同じではない。では何なのか。私は<貧困>というのは"溜め"のない状態のことだと思っている。では"溜め"とは?(後略)

【"溜め"とは?】
 (中略)目に見えないが、人はそれぞれ"溜め"に包まれている。(中略)この"溜め"には二つの働きがある。一つは、外からの衝撃を吸収する働き。"溜め"が大きければ大きいほど、大きな衝撃に耐えられる。(中略)もう一つは、栄養源としての働き。"溜め"はエネルギー源でもある。(後略)

【金銭の"溜め"】
 たとえば、お金。(後略)

【人間関係の"溜め"】
 たとえば、親。(中略)親戚でも友人でも、困ったときに頼れる人、食事をおごってくれる人、就職を世話してくれる人、しばらく転がり込ませてくれる人、そういった人を知り合いに持っていること、これも重要な"溜め"(人間関係の"溜め")の一つだ。(後略)

【精神的な"溜め"】
 精神的な"溜め"とは、自分に自信がある、自信があって気持ちにゆとりがある、といったことだ。(後略)

【"溜め"が見えればいいのに…】
 (中略)私は、ときどき"溜め"が見えればいいのに、と夢想することがある。Aさんの持っている"溜め"がBさんに見え、そしてAさんの"溜め"がとても小さかったら、BさんはAさんにムチャな要求をしなくなる。
 (中略)
 大きな"溜め"に包まれた人ほど、自分ひとりで生きてきた気になる。(中略)だから、うまくいっている人ほど"溜め"が見えないし、自分ひとりの力だと思いこむ。でも本当は違う。(後略)
----P37まで----------

「精神的な"溜め"」を失った為に失業中の我が家は、ささやかな「金銭の"溜め"」で、かろうじて<貧困>の淵から免れています。でもあと何年持つことやら....(苦笑)。


日付Mon Sep 3 20:14:30 2007

1862

おなまえ
micmic
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メッセージ
micmicはアタマ悪いのでさっぱりわかりません。
>1860
「それ」とは何で、「違う」というのは何と何がどうちがっていて、そういえる根拠は何でしょう。さっぱりわかりません。

>1861
香山センセイのどの部分と湯浅氏のどの部分がどう相似なのでしょう。
香山センセイの詮は「精神科医が引っ張りだこのこの状況、私としては決してうれしくありません。」で湯浅氏の詮は「<貧困>というのは"溜め"のない状態のことだ」ですよね。

よかったらひとつ教えてください。



日付Mon Sep 3 20:52:46 2007

1863

おなまえ
tomi
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メッセージ
朝青龍問題、以前ならどーでもいい芸能ネタと思ってたんでしょうが、ちょっと興味があります。
病的にフテクサレた横綱は、モンゴルの大地で癒されるのか?

精神分析だの認知療法だのスピリチュアルだだのと言っても、
つまりはディベートのテクニックに過ぎないような気もします。
ディベートの議題は大昔から判で押したように変わらない、
坊主の説教みたいな人生哲学。
カウンセリングを受ける方だって、頭じゃわかってることだったり。

ディベートで説得力を産むのは、実はテクニックじゃなくて、
論者の「格」であったりします。
クライアントから見て有道者と感じられる者であれば、
禅坊主だろうが英雄的アスリートだろうが、
みのもんただろうがかまわない。
相撲協会が精神科医を頼ったのも、つまりは専門家や科学というものの
「格」が成せる業だったのではないかなと思います。

日付Mon Sep 3 21:03:08 2007

1864

おなまえ
U子
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メッセージ
庵主様> 香山センセイのどの部分と湯浅氏のどの部分がどう相似なのでしょう。

「人間関係の"溜め"」、すなわち

香山> おそらく従来なら、禅僧だとかスポーツ界の先人だとか、”人生の達人”がまず呼ばれたはずなのに、そこで若手の精神科医にまず白羽の矢が立つのが現代、ということなのでしょうか。



湯浅> たとえば、親。(中略)親戚でも友人でも、困ったときに頼れる人、食事をおごってくれる人、就職を世話してくれる人、しばらく転がり込ませてくれる人、そういった人を知り合いに持っていること、これも重要な"溜め"(人間関係の"溜め")の一つだ。

が相似という意味で書きました。
以降は想像ですが、香山氏も職業柄、「精神的」その他諸々の"溜め"について同様に感じているのではないでしょうか。

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1860さんのおっしゃりたいことについては、庵主様と全く同感です。ぜひ教えてください。>名無しの1860さん



日付Mon Sep 3 21:55:06 2007

1865

おなまえ
U子
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メッセージ
tomi様> カウンセリングを受ける方だって、頭じゃわかってることだったり。

カウンセリングについては、カウンセラーの問題意識と技量に依存するところが大きいですね。運が良ければかなり有効な"溜め"として活用することが出来るのですが、臨床心理士の資格を持っててもクライアントにとっては役立たず....なんてケースもよく耳にします。

私は運良くかなり有能なカウンセラーに出会えたので、カウンセリングの明確な効果を心身ともに実感することが出来ていますが、それを言葉で説明することはとても困難です。禅で言うところの「只管打坐」「不立文字」に近いところがあるかもしれませんね。
強いて言葉にするならば、「会話の内容」はカウンセリングの中ではほんの一部分に過ぎないということでしょうか。カウンセリングが効果的に進むにあたって、カウンセラー・クライアント双方が共有する「間合い」「気息」「挙措動作」とでも言うべきものが占める割合は相当に大きいものだ、と断言できるかと思います。

tomi様> 論者の「格」であったりします。

ここでおっしゃる「格」は、ひょっとして私が拙い言葉で伝えようとしている「間合い」等に相当するものなのでしょうかしら?もし違っているようでしたらご指摘頂けましたら幸いです。


日付Mon Sep 3 22:22:10 2007

1866

おなまえ
micmic
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メッセージ
>論者の「格」
どちらかというと「権威」のことだろうと思われます。ようするに相談者、クライアント、ジャッジ、もしくは負けた側がなるほどそうだと納得することですね。

この際、占い師ならば、当該占いの信頼を、シャーマンならば祖霊の霊威を、共同体の老師ならば、その経験の豊かさを、禅僧ならば、その慧眼を担保とするわけなのでありますが、ただディベートの場合はその正しさの適用範囲の狭さがすべての参加者にあらかじめ納得されているわけですが、人生相談の類だと文字どおり人生がかかってたりするのでちょっと恐しいですね。

いまどきの傾向としてはとにかくなんらかの「専門家」を呼ばなければ気がすまず、ひとたび「専門家」を呼ぶと中身は少々お粗末でも妙に納得したりして。

でも同時にウサン臭がられてもいるからまあ、いいのか。


日付Mon Sep 3 23:50:19 2007

1867

おなまえ
U子
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メッセージ
「うみねこのなく頃に」のBGMに「胡散の香り」ってタイトルの曲があって爆笑しちゃいました。
いや、それだけ(^^ゞ

日付Mon Sep 3 23:52:37 2007

1868

おなまえ
tomi
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メッセージ
権威というか、品格というか、風格というか。
ステキ感?
あるいは美学的な信頼性?
そんなのです。

クライアントの価値観において、
クライアントから積極的に承認される人。


日付Tue Sep 4 01:32:58 2007

1869

おなまえ
U子
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メッセージ
光市母子殺人事件や朝青龍問題などで、精神医学の権威性について論議が起こっているようですね。
ここで「精神医学」をどの視点から捉えるかという問題が重要になってくるかと思います。

ひとつは国家権力など「統治機構」からの視点。メディアなど社会全般の「非・当事者」の視点は、それに連動するところが大きいかと思われます。
もうひとつは患者、すなわち「当事者」からの視点(私もその一員ですが)。
そして、現場の治療者は、上記2つの視点の間で己のスタンスを問われることになります。

精神医学は、古来から権力による抑圧機構のツールとして使われてきました。その背景には、「精神疾患」の定義の曖昧性がありますね。権力の側から規定した「正常」の概念からはずれたものを「異常」としてカテゴライズすることで、不穏分子を排除すると同時に、セキュリティ願望を充足させることで「一般人」のセキュリティ願望を充足させる。非常によくできたシステムです。
旧来の「三大精神病」(統合失調症、癲癇、躁鬱病)については、脳内レセプタの研究の進歩などで曖昧性が払拭され、上記システムにそぐわないものに変化してきました。しかし、すかさずその代替物として「人格障害」がクローズアップされてきており、マスコミ・ネットワークなどでのバッシングの対象ともなっています。

しかし、(私もそうですが)当事者としての患者にとって「精神疾患」は自分を苦しめる「苦痛の原因」に過ぎません。そして、上述のような権力・メディアによるバッシングに対しては異議を申し立てる立場にあります。

では、現場での治療者....精神科医やカウンセラーの現状はどのようなものなのでしょうか。
精神科医には「医師免許」さえ取ればなることができます。養成過程での刷り込みについては知りませんが、とりあえず他の診療科と同様に「医師対患者」というスタンスで、各個人の立場が問われることになるでしょう。
カウンセラーには、現在は国家資格はありません。しかし、それに準じるものとして河合隼雄の主導で「臨床心理士」という資格が創設されました。出来たばかりの資格なので明確な問題点は見えませんが、今後の国家資格化の動きによっては「サイコ・ファシズム」の一機構として発動する危惧は否めません。
私は現在、運良く「精神病者」「当事者」の利益を大きく考慮する精神科医・カウンセラーにかかることができています。彼等の援助は、私にとってとても大きな"溜め"となっています。しかし、彼等のもとにたどりつくまでに、病者を金儲けの道具としか見ていないような医者やカウンセラーにも遭遇し、その恐ろしさを体験したこともありました。

「病者」=「当事者」の主権を保証する治療体制は絶対に必要です。その為には、当事者組織の確立と、治療者組織との連携が必須でしょう。にも関わらず、最近、当事者組織「全家連」が経済的に破産するなど、情勢は決して明るくありません。今後、私たち当事者はどのように動いていけば良いのか....。

私自身、(抑鬱のせいもあり)考えがまとまりきっていないので、長いばかりの駄文になってしまいました。どうぞお許しください。

【ご参考】
 (財)全国精神障害者家族会連合会(略称:全家連)
 ブログ「精神障害者の解放をめざして…心病める人へのメッセージと討論の場」
 べてるの家の情報サイト「べてるねっと」


日付Tue Sep 4 10:07:50 2007

1870

おなまえ
U子
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メッセージ
すみません、慌てて書いてしまったので、二箇所ほど訂正させてください。

1.『当事者組織「全家連」』と書きましたが、これは誤りです。
  全家連は「当事者の家族の組織」であり、時には当事者の利害と衝突する場合すらあり得ることを付記しておきます。

2.単純なcopy&pasteでの編集ミスです。取り消し線の部分を無視してくださいまし(^^ゞ

 "セキュリティ願望を充足させることで「一般人」のセキュリティ願望を充足させる。"


日付Tue Sep 4 10:45:58 2007

1871

おなまえ
U子
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メッセージ
tomi様> クライアントの価値観において、
tomi様> クライアントから積極的に承認される人。

お返事ありがとうございました。
tomi様が「当事者」の視点からお考えになって頂いていたことが判り、とても嬉しく思っています♪


日付Tue Sep 4 10:56:12 2007

1872

おなまえ
U子
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メッセージ
参考サイトを追加しておきます。
 日本人間性心理学会
 医療観察法.NET
 長野英子のページ


日付Tue Sep 4 11:15:56 2007

1873

おなまえ
U子
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メッセージ
毎日新聞の小国綾子記者が、退職して渡米ですって!
なんだか彼女らしくって、思わず嬉しくなっちゃいました♪


日付Tue Sep 4 12:03:11 2007

1874

おなまえ
micmic
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メッセージ
いいんじゃないですか、ワシントンD.C.暮らしってのも。
新聞記者としてやれることはひととおりやった気もしてそうだし。
いっそ個人の物書きでもやると、……たいてい喰えないけれど。
とはいえ、micmicなんぞにいいとか悪いとか言われる筋合でもないネ。

それはそうと
やっぱり「らしい」と嬉しくて「らしくない」とイヤなんだなあ、と妙に納得してしまいました。期待どおりってことだものね。



日付Tue Sep 4 22:00:50 2007

1875

おなまえ
とだおっとせい
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メッセージ
仕事と会社が好きってのがほんとにうらやましい>おぐにさん
ありえん。

日付Tue Sep 4 22:48:33 2007

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