autobiography # 030 ヨーグルトとの闘い

  毎日ヨーグルトを喰っている。いつの頃からか朝食にパンを喰う習慣ができてそのいきおいでヨーグルトも癖になった。さて、NHK『ためしてガッテン』によれば、味噌汁にヨーグルトをいれると味が深みがついてうまいのだそうだ。やってみると確かにうまい。さすが発酵食品どうしは相性がよいようである。

  のみならず、味噌とヨーグルトの混合でもって胡瓜や茄子などを漬けるというと数時間でもって結構うまい漬物が漬かるという。のみならず、漬け床はその後味噌汁にも使えるという。 ヨーグルト味噌漬けの雄姿

  これまた実験してみると本当にうまい。ただし、味噌汁はやや酸味の強い味になる。あたりまえか。とまれ、ありがとうNHK。

  そんなわけで多量のヨーグルトを定常的に使うことになったので、いっそヨーグルトを作ることにした。

  さて、ヨーグルトのつくりかただが、凝り始めるとキリがない。ようするに牛乳に乳酸菌を入れて、発酵させればよい。とりあえず、発酵容器だが、最初はタッパウェアを使ってみたが熱湯消毒ができるという点でなめ茸の大ビンを使うことにした。

  タネになる乳酸菌だが、これもカスピ海ヨーグルトとか凝りはじめるとキリがない。しかし、市販品より安くないと有難味に欠けるので市販品ですますことにする。軌道にのれば、できたヨーグルトを種にして牛乳を追加していけばいくらでもできる計算である。

  なめたけ大ビンに市販ヨーグルト(雪印ナチュレ、四葉プレインヨーグルトなど)を二、三匙いれる。牛乳を注ぐ。

ヨーグルトの雄姿

ヨーグルトと牛乳の雄姿

  だいたい菌というやつは太陽光線というものがキライということになっているので、これを新聞かなんかに包んで一週間ほど放っておく。以上である。発酵という観点からは20℃〜30℃くらいかあるいは40℃弱くらいがよいはずである。ようするに雑菌が繁殖するよりさきに乳酸菌に繁殖してもらえばよいわけである。

  ということで最初はタッパでやってみたところ具合よいので、ナメ茸ビンでやってみたところ却って表面にカビを生やしてしまった。何のためにビンに切替たかワケがわからない。

  しかたがないので上層のカビをとって喰ってみたところ悪くないようである。カビは空気を必要とするので可能なかぎり空気がはいらないようにしたほうが良さそうである。

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2003/7/16