OS/2アプリで、最も使われている物はコマンドシェルでもワークプレイスシェルでもなく、ブートマネージャーだといわれている。実際こいつはすぐれもので、現在PCDOS+WIN3.1,WIN95,OS/2warp4が2ツ,OS/2緊急起動区画が1ツ,Slack340,Slack350,vine0.9この3ツはLinux,と3種8通りのOSを起動仕分けてくれている。更に、Tron_BrightV,turboLinux2.0,redhat4.2,Debian1.3を体験させてくれた。こんなにいっぱいOSをいれてどうするのかというと、just for a fun ただ、ウチワのために、である。
運良くトラブらなければ、買ったその日に(pppで)インターネットというのは、いまでは大抵どのOSでもできるけれど(Slackはちょっときびしいかも)、warpV3はとりあえず、ISプロバイダからサービス開始の封筒を貰った日に(オンラインサインアップは、宗旨上できぬのだ。)、とりあえず、Web,Mail,gopher,telnet,netnews,ftpが使えた。archieはtelnetから使うか、archie.exeをftpでgetしなければならない。なんでJ_Pocketに入ってないの? pingとtracerouteも当然できるけれど、やぼったい事に"tracerte.exe"である。
warp4になって、標準でVoiceTypeがついた。日本語版では、最初のリリースには間に合わなくて、追加の形になったのだが。これで、喋ってOSをコントロールしたり、テキスト入力できるのだ。認識の方は、まずまずである。しかし、隣からちょっと話かけられたりすると、たちまち、凄い事になる。大体秘密の内容の入力にはつかえない。日本の会社で、みんなが使ったりするとちょっと凄まじい光景となろう。ガースナー氏は病院で手の離せない医師がどうとか仰るが、そんな戦場のようなところで使えようとは思えない。ようするにEngineerの夢なんだろう。HAL9000。
emxのお蔭でunix系のtoolは動く。muleもXもgccも。けれど、それだけなら、とっととLinuxか、FreeBSDを入れた方が良い。なんだかUSAのIBMはLinuxに乗り気だし、あっちで実績が上がれば、日本も右へ習うに違いない。けれども、windows2000がずっこけた後、Linuxが後を襲うかと云うと、それにはLinuxは少し自由度が高すぎるような気がする。
ブラウザさえ動けば後はサーバにやってもらうって形が、結局強そうな。どうも、パソコンって奴は過渡期の機械というにおいがする。
とりあえず、日本語を使うには、warpの方に今のところ一日の長がありそうだが、localeの進展次第で来月にはどうなるか解らない。
どうも数万の金をつぎこんでわざわざ買う理由はうまく見付けられないが、道楽としては遊べます。車よりはずっと安上がりに。