radio-boy #7 電源には電池を使いたい2

  #6にも書いた通り、電源には電池を使いたい。とはいえ、ニッカドでは完全充電、完全放電が基本なので、使い勝手が悪い。こんな物をノートパソコンに使うのは根本的に間違っている。半年もしない内にメモリー効果で(見かけ上)電池が死んでしまうに違いない。このメモリー効果というのは、充電池を完全放電させずに充電していると、電池に怠けグセがついてしまい、1回の充電で放電できる量が減ってしまうと云う奴である。

  こうなると復活させるには完全充電、完全放電をくりかえしてメモリー効果を解除するしかない。ところが、こういう場合の放電にコンピューターが向かないのは当然で、電圧を監視しつつ、単なる抵抗を使うのが正しい。とはいえ、テスターと低抵抗で人力でやるのも、体力のいる話なので(なに、ほんの数十分から数十時間だ、やってやれないことはない。でも、ちょっと御馬鹿ではある。)この手の放電器は、秋月や共立でKITになっていて、物の本片手に設計、パーツ集めするより安上がりだ。勿論、楽しみの世界だから、手間こそ宝と云えば、それはそれ次第。

  で、じつは、一番厄介なのは、電池を固定し、電極に端子を押しつける物理的なメカニズムだったりする。ここは、メーカーなら、本体と同じメカを使い、電池のフックを使えばよかろうが、我々がやるとなると、粘土で型をとって、逆型を作って、樹脂を埋めて、、、、と、楽しめすぎてしまうのだ。結局、ベーク板に乾電池用のスプリング端子をとりつけて、これを大判の輪ゴムで押しつけるという不細工なこととなった。

  それでも、3年以上たったいまでは、電池は完全に死んでしまい。ACでしか使えないノートとなっている。やはり交換電池のあるやつが一番か。

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