こうなるとパソコン雑誌のおまけCDROMなど見てみたくなるのが人情と云うものである、DosVMagやAsciiや人知れずH系の雑誌も購入済である。じつは初心者の哀しさでeye-comまでうっかり買ってしまった。結局、SCSI-CDROMとSOUND&SCSIモジュールを買う事になった。このSCSIモジュールと云うのは、クリスタルセミコンダクタのCS4232というSB_Pro互換とadaptec aha1510互換のaic6360の載ったものでお手軽にSOUNDとSCSIが使える便利もので1万5千円と安かった(RATOCのPCM-SCSIが2万、ADAPTECは2万5千位した)。が、FDDと差し替えという点とこのマシンでしか使えないと言う点で遺恨を残した。このあとコネクターのピン接続を調べてISA万能基板に移植しようという気持はあったけれども、調査の段階で阿呆らしくなってしまった。だってCS4232って2000円くらいで完成品売ってるんだものね、今では。
かくして、SOUNDとSCSIとCDROMのデバドラをインストール、コンベンショナルメモリが減って行く。CDROMdriveにはおまけのソフトがいっぱいついていたので片端からインストールしてみた。
その後お下劣系のCDROMのmovieをみるべくQuickTimeとVideoForWindowsなどインストールしてみたが、このVFW、MS製品のくせに、或はだから、くせもので、私が使っただけで、d,e,j,とCDROM毎にバージョンが違い、その違いを目ざとく見付けては、見事に一般保護エラー、アプリケーションエラーを頻発してくださる。そのくせ、uninstallerはついていない。結局、全部フォーマットして1からインストールしてwin.iniとsystem.ini
をバックアップし、\windows以下をdir/s >list.logしてVFWインストールの前後を比較、何が置き換えられるのか、書き換えられるのかを追跡する事にした。diffなんか知らないからe.exeで画面を縦2分割して手作業で比較して、「これってコンピュータにさせるべきことだよなあ」とは思いつつ、ようやくVFWをインストール、アンインストールできるようになった。(実はこのあとVBのランタイムをめぐって同じ事を繰り返した。知恵のつかないたちなのだろうか?)
この時解った事はinstall.exeって.batにしてくれたほうが初心者には優しい。ま、dosの.batではできる事が少なすぎるのかもしれないが。最低限置き換えるファイルと、書き換えるファイル、できれば手動インストールのしかたが書いてあるととても良い。インストーラってのは例外やエラーでこけることもあるのだから。もっともこんなことがわかったとて、およそデベロッパーにはならなさそうなわたしではしょうがないが。
この点では、OS/2のソフトにときどきあるREXXのinstall.cmdは偉い。