JR北海道の列車や東日本フェリーの船が悪いわけではぜんっぜんない。 問題はこれ、東日本フェリーのホームページである。さらにこれ、JR北海道のホームページもたいがいである。ホームページ(またはトップページという人もいる。ようするにホスト名のみ、または ホスト名/ユーザ名/ で、ファイル名省略で送りつけられるページである。)にフレームはつくるわ、ジャバスクリプトはおくわ、フラッシュムービーまでつけるわ、一体何を考えているんだろうか。
勿論個人のウェブサイトならはなしは別である。勝手にやればよろしい。また、ホームページでなくて、奥のほうのページならそういうのが面白かったり、便利だったりするかもしれない。が、ホームページ(あるいはトップページ)である。とりあえず接続して最初につながるページである。誰もがIEやNetScapeを使えるわけではない。目の不自由な人はホームページリーダーなどを使うけれど、これはジャバスクリプトにもフレームにもましてフラッシュムービーにも対応はしていない。携帯電話やPHSで時刻や便の確認をしたい人だっている。ワープロ専用機でアクセスする場合だってあるかもしれない。DOSだって現役である。
かりにも公共性をもつ公共交通機関のサイトである。そしてそこには時刻表や路線図があるのである。ちなみにわたしはおかげでXはたちあげなければならないわ、ネットスケープは起動しなきゃならないわ、フラッシュ5はダウンロードして設定しなきゃならないわ28.8kbpsのモデムでバカでかいファイルを読まなきゃならないわ、もーたいへんであった。
だいたいジャバスクリプトというやつはあの問答無用さ加減がすげえいやだ。たのみもしないうちからゴソゴソ動きまわってローカルの情報を漁っていこうとしやがる。当然こんなものは常時オフだ。ついでにクッキーも必要時以外はリジェクトだ。情報が欲しいなら「ください」と本人の確認をとってからもっていくらいの礼儀はとったらどうだブツブツ。世の中にはウインドウズとマッキントッシュしかOSはなく、ブラウザはIEとネットスケープしかないかのごときあのブラウザ解析動作もなんだかきらいだ。いまどきこんなもので、あっさり解析されちゃうひとはインターネットとIEの区別ができなくって、クッキーといわれて洋菓子がどう関係するんだろう、とかいうタイプの御仁だけに違いないと思うぞ。しかし、しかし、公共性のあるサイトのくせに「このページはIE3.0以上もしくはネットスケープ3.0以上で御覧ください」とかいう但書なんかがついているのもいやらしい。けれども個人の趣味のサイトは別である。この場合は「このサイトは97年型ThinkPad560EにKDE2.0を導入し、かつKonquerorで、アナログ回線にアナログモデムでのみ御覧ください。」なんぞとやって自らアクセス制限をかけるならそれはそれである。………ごめんなさい、いい加減にします。
11/13 追記
東日本フェリーはこの一月の間にいつのまにやら、ホームページを変更、すっかり見易くなってJAVAスクリプトもCGIに変更になっていてフラッシュムービーも廃止。すばらしいページになっていました。罵詈雑言のかぎりをつくしちゃってごめんなさい。
2002/03/19 さらに追記。
いつのまにやらJR北海道もフレームやJAVASCRIPTを廃止していました。やっぱりimodeとか、そういうのが普及して苦情でも殺到したんでしょうか。実はエライさんがimodeとか始めて、自社のホームページを見たとか。ゲスのかんぐりですね。ゴメンナサイ。
2001/10/17