姉妹篇もよろしく。
デリーのアイバク朝、カイロのマムルーク朝などイスラムには奴隷王朝と呼ばれる王朝があるが、さてこのイスラム世界にはポピュラーなこの奴隷とはいったいどんな仕事をする人のことであろうか。 a 手工業 b 農業 c 軍人 d 土木作業
17世紀のオランダでは、最初の近代的株式市場が出現し、その後各国で何度も繰り返されるバブル景気の初回となる熱狂的投機とその崩壊があったが、この時の投機対象は何か a チューリップ b 絵画 c 毛織物 d 胡椒
中華帝国といえば、蝗(いなご)の大発生、農民蜂起、王朝交代というのが毎度繰り返されるパターンであるが、では蝗害のもっとも頻発した王朝はつぎのうちどれか? a 漢帝国 b 唐帝国 c 明帝国 d 清帝国
今世紀にいわゆる夜警国家から福祉国家への国家の変貌があったわけだが、ここでその分野では比較的先進的であったドイツではその変貌はいつごろからおこったといえるか。つぎのうち最も適当なものをえらべ。 a 第一次世界大戦中のカイゼル治下 b 第一次世界大戦後のワイマール共和国 c 第二次世界大戦にいたるヒトラーの第三帝国 d 第二次世界大戦後の連邦共和国
1077年には有名な「カノッサの屈辱」があり、教皇グレゴリウス7世に破門を解いてもらうべく、雪の中で許しを請いつづけたドイツ王ハインリヒ4世であった。が、この後事件の主役、教皇グレゴリウス7世とドイツ王ハインリヒ4世の関係はどうなっただろうか。 a グレゴリウスは同時にハインリヒの封建主人となった。 b 形式上、和解が成立した。 c ハインリヒの逆襲にあってグレゴリウスが没落した。 d ハイリヒは再度の破門にあって、退位した。
ときは1789年フランス革命の開始時。ヴァスチーユ襲撃後もヴェルサイユの議会は遅々として進まない。このときパンを要求する女たちが槍や剣で武装し、大砲までひっぱってヴェルサイユへなだれこんだ。そして翌日、王と議会をパリへ連れ帰り、絶対王政が事実上終焉するという事件があった。世にいう「女たちのヴェルサイユ行進」であるが、さてこの王を引きつれパリに凱旋する女たちの行進の掛け声はつぎのうちどれか。 a 自由をわれらに b パンをわれらに c 人権万歳 d 王様万歳
1688年は名誉革命である。
イギリスでは一六六〇年、王政復古となるが、フランス亡命から戻った新王 が、反動政治を行ったため、トーリー、ホイッグ両党は協力して、ジェーム ズ二世王を廃位、王の娘メアリとその夫オランダ統領ウィリアムを王に迎え た。流血を見なかったので、名誉革命と呼ぶ。議会は彼らの即位の条件とし て、権利宣言(後に権利章典)の受諾を求め、ここに議会主義の確立を見た。 [知恵蔵97]
イギリスでは一六六〇年、王政復古となるが、フランス亡命から戻った新王 が、反動政治を行ったため、トーリー、ホイッグ両党は協力して、ジェーム ズ二世王を廃位、王の娘メアリとその夫オランダ統領ウィリアムを王に迎え た。流血を見なかったので、名誉革命と呼ぶ。議会は彼らの即位の条件とし て、権利宣言(後に権利章典)の受諾を求め、ここに議会主義の確立を見た。
というわけだが、しかし、オランダの国家元首であるオラニエ公ウィレムが わざわざ、イギリスにまでわたって王になったわけは? a オランダで政争に敗れたための亡命。 b イギリスへの報復・侵略。 c 英蘭戦争以後、オランダはイギリスの事実上の植民地化していた。 d フランス王ルイ14世による圧迫に耐えかねてイギリスへ脱出した。
イギリス風の朝食はパンと砂糖入り紅茶であるが、中国産出の紅茶とカリブ海からもちこんだ砂糖の組みあわせは世界帝国イギリスならではである。ではこのイングリッシュブレックファーストを必要としたのは主にどういった人々であったろうか。 a コーヒーハウスにかわってティールームで政治談議に花を咲かせる紳士層 b 産業革命を支える労働者層 c 工業の発展からとり残されていく農民層 d 午後のティータイムをとりしきる有閑貴族婦女子層
唐・宋および明では銅銭が発行され、都市を中心に盛んに流通した。この銅銭は1000枚で一括りにして紐を通し貫文としても使用された。そして、絵図などにはこの1000枚一括りの貫文を首に掛けた人物がよく描かれている。しかし、銭は金属なので量が増えると重くなる。さて、当時の下級兵士は月給4、5貫文ほどだというが、その重さはどのくらいか。 a 2kg b 6kg c 10kg d 15kg
紀元60年頃、ギリシャ人商人が『エリュトラー海案内記』を著した。その一節に 「その次に東に向って、右方に大洋を見て、左方は陸地の残りの部分の沖合いを航行していくと、ガンゲースに到達する。そしてその近くに、東方の最果ての陸地であるクリュセーがある。…大洋の中に島がある。そこは人が住む世界の東に向いた部分が果てるところで、朝日の真下に位置し、クリュセーと呼ばれて…」とある。クリュセーとはギリシア語で「黄金」を意味するので、黄金の島ということである。さてこの島は現代のどこと比定されているか。 a 日本 b 台湾 c フィリピン d マレーシア
これまでの成績記録